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日々の繰り言を綴る日記

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東京交響楽団
第568回 定期演奏会
2009年6月13日(土) 6:00開演
サントリーホール

シューマン チェロ協奏曲 イ短調 作品129
マーラー  交響曲第六番 イ短調「悲劇的」

※チェロ・アンコール
ラヴェル ハバネラ形式の小品
ブロッホ 祈り

指揮  シュテファン・アントン・レック
チェロ ダニエル・ミュラー=ショット
コンマス 高木和弘



やっぱイイ!!マーラー六番!!
なんだろう。

「悲劇的」というタイトルが付いているけれど(本人がつけたものかは曖昧)、決して悲しんでいるばかりの曲ではなく、圧倒的な悲劇に対して、果敢に立ち向かってる曲想に感じます。
同時に、世の中は勝利できる(解決できる)ことばかりだけじゃなく、どうしようもならないことがある、ということを静かに受け入れているようにも感じます(アンダンテ・モデラートの楽章)。

好きだなーーー。

で、今回の指揮者。
シュテファンさんなんですが、なんか鉄腕アトムを作った博士に似てた(笑
いや、もっと若いとは思うけど。
熱~~~~い指揮でしたよ。
もうね、クレジットに「歌 シュテファン」と入れたくなるほど、指揮しながら唸り声で歌ってた。

熱い熱い第四楽章のラスト。
一瞬の大音量。息が止まる。音が消えていく。
指揮棒は高く上げられたまま動かない。ホールは完璧な無音。
数秒の無音ののち、ゆっくりとゆっくりと指揮棒が下ろされ、まるで祈るように両手で握られる。
指揮者が息を吐く。私も息を吐く。
次の瞬間、轟音のような喝采。ブラボー。

もうね、もうね、本当にすごかった。
鳴り止まないブラボーと拍手でしたよ。

あ、チェロコン。
えーーーーと、すみません。睡眠不足がたたり、心地よい音色とともにうつらうつらと……(アホすぎる)
でも、アンコールの二曲はがっちり聴きました。(オイオイ
やっぱあれだね。チェリストはもてるわ。
だって、あの、まるで低音のいい声で語りかけられているような音色でやられたら、そりゃ、腰も立たなくなりますがな。と思った。

いい演奏会でした。
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