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まず玉木。すごい、得体の知れない恐さを持つ悪役になってた。
無機質で何考えてるのか、さっぱりわからない恐さ。
だけど、その中でも印象的だったのが、賀来を海に落としてしまったシーンと、賀来が飛行機から飛び降りてしまったシーン。
前者は、おもちゃを落としてしまったといって、わずかに取り乱した表情。
後者は、絶対に自分を裏切らないと思っていた賀来が裏切ったと知ったときの表情。
結城だったら、自分を邪魔するヤツはなんの躊躇いもなく殺しているはずなのに、やっぱり賀来だけは特別なんだと思ったし、裏切りに対してかすかに絶望も覚えたのではないのかなと思った。
そこだけは、結城がものすごく人間らしいと思った。ちょっと胸が痛かった。
あとは、完璧に無機質な人間を演じきってたと思う。
そして、そんな絶望ちっくな表情をみせていたくせに、ラストではきっちり計画を継続していて、やっぱり得たいが知れないと思ったよ。さすがモンスター。
玉木は、その役の雰囲気を纏ったり、表情でみせる演技がうまいと思う。
賀来こと山田孝之くんは、本当にMWの世界観の中で結城を愛してたんだなぁと思って切なくなった。だって、結城ってば何考えてんのかMWに夢中で、賀来のことはいいように使うくせに愛してくれないんだもん。ああ、片思いってかんじだったさ。
原作では、二人は体の関係もあるのだけど、映画ではそこははっきりと描かれていないけど、山田くんのそれを内包したさすがの演技で、どのシーンからも結城愛が伝わってきましたともさ。
なんかね、山田くんの他の作品もチェックしたくなった。
絶対、面白いんだろうな、と思ったよ。
石田ゆりこさんは、まさか死ぬとは思ってなくて、ホントに驚いた。
結城、悪いやっちゃなーーー。まじで。
死に顔がホントに死んでるふうで、こわかったー。
鶴見辰悟さんがやった政治家秘書は、別な意味でこわかった。望月大臣もだいぶ悪いヤツだが、鶴見さん、相当悪いよw
ほかの脇役さんたちも含め、俳優班には、まったく文句なく楽しませてもらいました!
ただなー。
構成とか脚本とか演出とかには、アレだったーーー。
前半のカーチェイスあんなに長くいらんし。
迫力のカーチェイスとか言いながら、運転してるの刑事さんだけで、結城は電車だかモノレールだかで移動で、えぇぇ?と思った。なんだよ、玉木。マツダのCMでもさっぱり運転してくれないが、やっぱりここでも運転してくれないのかいと(笑)。
あと、もっと結城と賀来の関係性をはっきりしてほしかった。
親友とか、ぬるいっつう。べつに、あからさまなホモシーンはいらないけど、俳優にそういうつもりで演じてくださいって指示する(監督談)ぐらいだったら、ちゃんとそいういう描写入れろと。山田くんのがんばりで、なんとなくそうかもしれんというのは伝わってるけれど、やっぱり弱いと思うー。
カーチェイスとか刑事とのおっかけシーンをもっと整理したら、そういうのを描く時間もとれたんじゃないかと、残念だった。
あと、MWをいよいよ盗むってシーン。
おい、回想かよ。そこ、最大の盛り上がりシーンと違うの?
カーチェイスよりそっちだろ、と突っ込まざるをえなかった。
俳優班がいい演技をしていただけに、なんか、もったいなーいっていう。
と、もったいない部分はあったものの、やっぱりもう一回見たい。総評は、面白かったもん。
見終わった直後は、なんかもの凄い体力を使ったかんじで、脱力してしまい、もう一度見たいけれど、すぐには見れない。ちょっと時間おいてから。なんて思ってましたけど、やっぱり見たい。
いけるかなー。
どうだろうー。
いけるかなー。
あ。
舞台挨拶もありまして、玉木は欠席だったものの、山田くんと山下リオちゃんと石田ゆりこさんと石橋凌さんと監督さんが登場でした。
山田くん、さいこうに面白いな。なんというか、挙動不審で。
山田くんのおかげで、玉木欠席の舞台挨拶でも楽しませてもらいました。
石田さんはキレイなおねえさんでした。
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