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日々の繰り言を綴る日記

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いつかは、生で演奏を聴いてみたいと思っていた小澤征爾の音楽。
ようやく、初めて、聴くことができました。


小澤征爾 新日本フィル特別演奏会
2009年1月17日(土) 19:30開演
サントリーホール

ハイドン    協奏交響曲 変ロ長調 Hob.Ⅰ-105
ブルックナー 交響曲第1番 ハ短調(リンツ稿ノーヴァク版)

オーボエ ファン=マヌエル・ルンプレラス
ファゴット 河村 幹子
ヴァイオリン 豊嶋 泰嗣
チェロ  花崎 薫
指揮  小澤 征爾
管弦楽 新日本フィルハーモニー交響楽団
コンマス 豊嶋 泰嗣
コンマス 西江 辰郎


なんつーか、これが巨匠の指揮なのねーと、実感したというか。
テレビでは小澤さんの指揮をたくさん拝見していましたが、生でさらに実感しました。

この正月に放送された小澤さんの番組の中で、「若い頃は大振りで指揮していたけれど、今は野球のキャッチャーでいうストライクゾーンの中で指揮している」と言っていましたが、なるほど、本当に大振りじゃないんです。
大きな音が欲しいときだって、ストライクゾーンの中でぐっと強く手を握るだけど、どごーんとした音が来るのです。ふっと手を広げるだけで、ふっと音色が引くのです。その限られた動きだけで、歌うんです。

すげぇ……。

もちろん、緻密なリハをしているからこその本番の演奏なのでしょうが、指揮者の放つオーラと、それに応えようとする楽員のオーラをびしびしと感じた演奏会でした。
先述のインタビューで、いい指揮というのは、楽員自身が一番いいと思う音を自分から出していると思わせるような指揮だ、というようなことを言っていましたが、これがそういうことなのかもーと。

正直、失礼ながら寝不足状態で行った演奏会で、爆睡の恐れも十分にあったのですが(ブルックナーと作曲者名を聞いただけで、うーむ長くて眠くなりそうだな、とか思うヤツなんです)、がっつり音楽に浸ってくることができました。いやぁ、楽しかった。こころから脱帽。感動。

よかった。聴けて。
ご高齢だし、ここのところ体調を崩されることもあるから心配したけれど、大曲の演奏中、指揮台の手すりに一切頼ることもなく、演奏後の拍手に応えるときも本当にエネルギッシュですごかった。
もうずっとお元気で、指揮しつづけてほしいです。

ブルックナーって、なんとなくまったりしたイメージがあったのですが、今回の1番、めちゃくちゃかっこよかった。
あと、豊嶋さんのヴァイオリン。透明感と伸びのある音色が本当に素晴らしい~~。
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