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日々の繰り言を綴る日記

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東京都交響楽団 プロムナードコンサートNo.332
2009年3月29日(日) 14:00開演
サントリーホール

ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第二番 ハ短調op.18
(ピアノアンコール:メンデルスゾーン 無言歌集より 甘い思い出)

チャイコフスキー 交響曲第五番 ホ短調op.64

指揮    エリアフ・インバル
ピアノ   田村響
コンマス 山本友重


 

二日連続のサントリーホール。
昨日のイベント時とは、やっぱり明らかに客層が違う気が。

ラフマのピアコン2番は、実は生で聴くのは初めて……、だと思う。
映像やCDで散々、いろいろ聴いてたから、初めての自覚が薄いけれど、初めてだと思う。そして、録音モノでいっぱい聴いてるもんだから、自分のなかのスタンダードというか、My Favoriteな演奏があるわけで、生で聴く場合、それの先入観を突破して、いかにまっさらな状態で聴けるか、というのが、楽しむためのコツかもしれず。

田村響さんは、ロンディボーの覇者として活躍されていて、まだまだ若いピアニスト。演奏は瑞々しく、へんなクセはなく、力強さもありでした。
10年後の演奏も、また聴いてみたいなぁとも思いましたです。
ぐぁぁぁああっっ、と惹きつけるモノは、今一歩だったかなぁ。
私の方が、先入観を突破できてなかっただけかもしれんが。

ピアノのアンコールは、メンデルスゾーンの甘い思い出。
これ、のだめがランベール夫人のサロンで弾いた曲ですよね。初めて聴いたのですが、甘い旋律だったー♪甘くて、ちょい切なくて。
素敵でした。

で、チャイコの5番。
いやー、参りました。インバルさん、お若いでないのー。熱いでないのー。
一見、サンタさんみたいな、温和なお爺ちゃんなのに、あの第四楽章の熱さはなに。ホール全体の温度が上がったような気がしましたよー。
ホルンのソロも、クラもオーボエも良かったし、弦も綺麗で強い音色でした。ティンパニも破れんばかりの強さでどっかんどっかん言ってたし。
大勝利!!
そんな、印象でした。

それにしても、チャイコフスキー。
5番は、暗くて重い運命の主題に最後は勝利し歓喜へと変貌するなんてストーリーを描いているけれど、チャイコは(この曲は)「こしらえものの不誠実さがある」と言って、その勧善懲悪っぷりを自分で否定するようなことを言っている。
でも、その勧善懲悪はある種のカタルシスを与えてくれるから、こんなにも聴いたあと、すっきりぽっきりするんだろうなーと思った。

しかし、次の6番は「悲愴」だもんなー。そして、亡くなっちゃうわけで。
人生って、諸行無常の響きあり、だわ。

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